11/25(土) 京都11R GⅢ京都2歳ステークス
(サラ2歳オープン 芝2000m)
2017年の京都開催も今週がラスト。
土曜日の京都メインは、
京都2歳ステークス。
過去の勝ち馬からは
三冠馬、ナリタブライアン
ドバイWC勝ち馬、ヴィクトワールピサ
菊花賞馬、エピファネイア
など多くのGⅠ馬が出ている、
いわば出世レースである。
やはり2000mという距離もあり
中・長距離適性を持つ馬が
勝ち上がっている本レース。
ここから暮れのGⅠや来年のクラシックを
賑わすような精鋭たちが出るのだろうか…?
目次
タイムフライヤー(牡2歳) 3戦2勝
現在2連勝中(連対率100%)で、おそらく
圧倒的な1番人気に支持されそうなのが
このタイムフライヤー。
ハーツクライ×ブライアンズタイム
でスタミナに優れた血統背景を持つ。
さらに、本馬の叔父がGⅠ5勝で種牡馬の
タイムパラドックス(ジャパンカップダート他)
坂路調教でも好時計で体調の良さをキープ。
血統的には奥手で、本来の良さが出るのは
来年以降だと思うが、ここをあっさり勝つような
ポテンシャルを発揮すれば、暮れの
ホープフルステークスでも充分勝ち負けになる。
距離適性は充分。
ここもあっさり勝ってクラシック候補に名乗りを挙げるか?
グレイル(牡2歳) 1戦1勝
こちらもハーツクライ産駒。
半兄に今年のダービー卿CT(GⅢ)を制した
ロジチャリス(父ダイワメジャー)。
初戦の新馬戦は
泥んこ不良馬場の超スローな流れを
しっかり折り合って1着(勝ち時計2:12.9)
母系に重厚な欧州血統
(Rainbow Quest⇒サクラローレルの父)
が入っているため、馬場悪化は歓迎のタイプ。
まだキャリア1戦で非常に未知数な部分も多いが
将来性に期待が持てそうな血統背景。
もしここを勝てば、一気に来年の
クラシック戦線の主役に躍り出ることが出来るが
果たして…
マイハートビート(牡2歳) 3戦2勝
半兄に
サトノラーゼン(父ディープインパクト、ダービー2着)
サトノクロニクル(父ハーツクライ、京都新聞杯2着)
母系は日本では馴染みの薄い血統だが
母の父Intikhab(インティカブ)は
エリザベス女王杯を制した
スノーフェアリーの父として有名である。
サトノ軍団に、ありがちな
「馴染みは薄いが、いわゆる良血ですよね。はいはい」
な流れを汲むマイハートビート。
兄弟2頭も2歳~3歳の春ごろまでに
結果を出してきており、この時点での
仕上がり他の馬よりも上位か。
兄貴たちが、また達成できていないGⅠ制覇の
足がかりとして、ここで賞金を加算しておきたいところ。
スラッシュメタル(牡2歳) 1戦1勝
そして、穴っぽいところを1頭。
父は、凱旋門賞勝ちながら
日本での産駒がさっぱり走らず
欧州に強制送還された
ワークフォース。
いや~、キングマンボ系は
日本ではキングカメハメハ以外
さっぱり走りませんねぇ。
母系からは、ダービー馬
ロジユニヴァースが出ている。
新馬戦では6番人気の低評価ながら
上がり34.2の末脚を繰り出して快勝!
新馬を勝ったばかりで、ここでは荷が重いかもだが
父の産駒たちとは似つかない切れ者かもしれない。
開催最終週の荒れた馬場が
この馬に味方するか?
まとめ
頭数は9頭と先週の東スポ杯に続いて
少頭数での争いとなりそうな京都2歳S。
軸はタイムフライヤーだが
穴馬の一発大掛けがあっても
おかしくない。
ここを勝って主役に躍り出るのはどの馬か!?