我が馬楽園で、猛烈プッシュをした
代表的な「名馬」。
それが
「超良血イケメン怪獣」ことラニ(LANI)である。
現役時代に我々のハートを熱く焦がしてくれた(?)ラニ。
その恵まれた血統背景と環境を武器に
日本馬で初めてドバイのUAEダービー(GⅡ)を制覇し
“超過酷”なスケジュールで知られる
アメリカダート三冠戦線も見事に完走したラニ。
しかし一方でその「猛烈に激しい」気性から
生まれたとんでもないエピソードは枚挙に暇がない。
- 吠える、噛みつく、馬っ気は当たり前。
- レース直前追切とは思えないほどのグダグダな調教を披露
- ラチに挟まるが、ラチを破壊して脱出
- 歴史的な名馬であろうが何だろうが気に入らない相手には
とことん喧嘩を売りまくる(主な相手にアメリカ二冠馬のカリフォルニアクローム) - 相手が引き下がらなければ、
初代タイガーマスクばりの蹴りで迎撃
など。
実際アメリカでは「ゴジラ」「怪獣」と呼ばれており
こんな風刺画まで作られる始末。
狭い日本を飛び越え、世界中でそのキャラクターを知られたラニ。
日本帰国後は思うような結果が残せず、
ウイニン○ポストで最も困る長距離適性のダート馬というハンデもあり
ひょっとして去勢されるのではないかと危惧されていたが
その血統背景が支持されて見事に種牡馬入り。
2018年から馬産地で種付をスタートしたそうだが
その初年度産駒が誕生したというニュースを見たので
こちらで報告させてもらおうと思う。
…やっぱり先輩。
種牡馬入りしても
ちょーイケメンっす(`・ω・´)シャキーン
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目次
ラニの初年度種付頭数は118頭
2017年からアロースタッドで種牡馬入りしたラニ。
初年度の2018年度の種付数は118頭と
37頭の種牡馬が在籍するアロースタッドでは、
シニスターミニスター、ビッグアーサーに次ぐ3番目の数ということだ。
その猛烈な気性と、レースでの実績からすると
かなりの高評価ともいえるがその要因はおそらく2つ。
1つは、やはり血統面。
出典:netkeiba.com
ラニの母ヘヴンリーロマンスは
コンスタントに活躍する産駒を輩出。
ラニの半兄アウォーディー、半姉のアムールブリエも
ダートの重賞戦線で大活躍した馬である。
活力のある母系に加えて
ラニの父は、アメリカのチャンピオンサイア―である
Tapit(タピット)である。
先日の桜花賞を制したグランアレグリアも、
母の父がタピットでもある。
やはりこの素晴らしい血統背景は馬産地でも
かなり魅力に映るようである。
そしてもう一つが種付料の安さ(50万円)。
父Tapitの種付料は一説では3000万円を超えると言われており
それと比較するとラニの種付料は破格ともいえる数字である。
この2点から種牡馬として高い評価を得ているラニ。
何かやってくれそうな「超大物」を出せる下地は
充分に持つこのラニという種牡馬。
馬産地ではラニの初年度産駒が続々誕生!
そんな新種牡馬ラニの初年度産駒が馬産地北海道で
続々と誕生しているようだ!!
ノースヒルズでラニの初年度産駒が誕生
(出典:競走馬のふるさと案内所)
ラニの産駒は総じて父に似て馬格の良い馬が多いそうである。
やはりラニの今後の種牡馬生活は
この初年度産駒たちの出来がカギを握っていると言っても
過言ではない!!
シンジケートではなく、個人所有という形で
繋養されている種牡馬のラニ。
個人所有の種牡馬は、産駒が走らないとなかなか
繁殖牝馬を確保するのが難しいという点が挙げられる。
初年度産駒から父を超えるような
走りを見せる産駒の出現に期待しようではないか!
まとめ:種牡馬になっても応援してるぞ!ラニ!!
そんな、やんちゃだったラニ先輩も
種牡馬入り後は、すっかり大人しくなったようで…
…俺の知ってるラニ先輩じゃない(((( ;゚д゚)))アワワワワ
いや、人と同じように馬も年齢と共に成長するんだ!!
…と強引にまとめてみたが
とにかく!
種牡馬になっても馬楽園は、ラニ先輩を
ひたすら応援します!!
産駒のデビューは2021年。
また今年度の種付頭数などの情報が分かれば
お伝えさせて頂きます!!