4/15(日)の皐月賞。
抜けた存在がいない状況の中で
浮上してくるのが
人気薄で逃げて2連勝中の
アイトーンである。
有力馬の回避などで
混戦模様の皐月賞。
今回はアイトーンの血統や調教に
フォーカスを当ててみよう!
目次
アイトーン(牡3歳) 6戦3勝
出典:https://umanity.jp/racedata/db/horse_top.php?code=2015100513
現在6戦3勝のアイトーン。
3勝は全て逃げの手に出てときのもの。
(※しかも全て5番人気以下)
3敗は、逃げの手に出られなかったときのもの。
ひじょ~に分かりやすい
ー ̄) ニヤッ
2走前の福寿草特別は8頭立ての少頭数で
7番人気での逃げ切り勝ち。
さすがにこの時は
人気薄の逃げ馬にやられたな~で
終わっていたのだが
前走、皐月賞トライアルの
若葉Sでは12頭立ての8番人気ながら
またもや逃げ切り勝ち!
しかもGⅠ馬、タイムフライヤーを
抑えての勝利は価値がある。
また、ここ2走はラスト3Fが
出走馬中2位の上がり時計を記録するなど
テンよし・終いよしという
逃げ馬として理想的なレースが
出来ている。
今回も穴人気レベルで
留まりそうな気配があるが
人馬共に絶好調で
あわやの瞬間もあるかもしれない―。
アイトーンの血統
出典:netkeiba
アイトーンは
父キングズベスト
母父スペシャルウィーク
母スペシャルディナーは1勝馬
キングズベスト産駒といえば
真っ先に思い浮かぶのが
ダービー馬のエイシンフラッシュ。
キングズベスト産駒は
大舞台で人気薄で一発という
イメージがあるがアイトーンも
そういったイメージに
近いのかもしれない。
アイトーンの調教
1週前の追い切りの様子をお伝えしたい。
栗東のCW(良馬場)で強めに追い切られ
82.1-66.7-51.7-37.5-12.5
併せ馬で追い切られ併走馬に先着。
仕上がりもまずまず良いようだ。
調教の様子からは
前走並みもしくはそれ以上の
状態をキープしていると見ている。
アイトーン騎乗の国分恭介騎手
出典:デイリースポーツ
国分恭介騎手は現在27歳。
双子の兄に国分優作騎手がいる。
2009年デビュー組の同期生には
兄の国分優作以外に松山弘平騎手や
丸山元気騎手がいる。
今年でデビュー10年目。
通算勝利数は229勝で重賞勝利は1勝。
(2010年府中牝馬S/テイエムオーロラ)
決して悪くはない成績だが
少々インパクトに欠ける。
それはやはり大レースでの
活躍がまだまだ少ないからだ!
同じく双子の騎手
柴田大知と柴田未崎は
エアガッツが柴田大知
マイネルホウオウが柴田未崎
という馬による区別が出来た。
(※管理人だけかもしれんが)
出典:この写真ではどっちが優作でどっちが恭介かさっぱりわからん!
ここいらで一発、ファンに
こくぶん きょうすけ?
あぁ、アイトーンの。
と認識してもらえるような
お手馬にしてもらいたい。
昨年はこの皐月賞で同期の
松山弘平騎手が9番人気の
アルアインで制し、GⅠを初制覇した。
同期に続くでっかい仕事に期待しよう!
サニーブライアンの皐月賞を思い出せ!
今回フォーカスした「人気薄の逃げ馬」
アイトーンを見て思い出すのが
1997年のクラシック戦線。
主役不在で混とんとした状況は
「戦国時代」と評された世代である。
その状況で、皐月賞・日本ダービーを
人気薄で逃げ切ってあっと言わせたのが
サニーブライアンと大西直宏騎手である。
出典:ウホ!イケメン!!
11馬人気で臨んだ皐月賞では
4コーナーで加速しまんまと逃げ切り勝ち。
(※2着にも人気薄を連れてきて大波乱)
またダービーでは皐月賞馬でありながら
6番人気という低評価。
大西直宏騎手は
「1番人気はいらない。1着だけ欲しい」
後に稀代の逃げ馬と呼ばれる
サイレンススズカがいたが
迷うことなく逃げの手に出る。
有力馬が後方でけん制する間に
堂々と逃げるサニーブライアン。
各々がた、油断めさるな。
逃げているのは、
何といっても皐月賞馬だ!
と杉本清アナウンサーが実況するほど
キップのいい逃げで、最後の直線で
シルクジャスティス(のちの有馬記念勝ち)に
差を詰められたものの
またしても逃げ切り勝ち。
出典:ameblo
堂々の二冠馬に輝いたのだ!
結局秋は故障で、三冠馬の道は
閉ざされてしまったものの
サニーブライアンのインパクトは凄まじく
それまで、ただただ地味な存在だった
大西直宏騎手を表舞台に引っ張り上げることにも繋がった。
状況的には絶対的な主役が不在な
2018の皐月賞と状況は似ている。
サニーブライアンの再現なるか!?
まとめ
アイトーンの場合
今までの戦績から言っても
逃げの手に出ないと勝機は無い(と思う)。
ポイントは
同型馬をどうさばくか
である。
ここは、多少ペースが速くなっても
是非行ききってもらいたい。
国分恭介騎手には若さ溢れる
思い切った騎乗をしてもらいたいのだ!
日曜の中山は雨予報。
有力どころが後方でけん制しながら
ぬかるんだ馬場に足を取られているうちに…
アイトーンの一発大駆けに期待しよう。