「ウイニングチケット!ウイニングチケット!
柴田、これが念願のダービー制覇!!」
フジテレビの堺アナウンサーの絶叫と
17万人の大観衆の「マサト」コールが
府中を包んだ第60回の日本ダービーから
今年で25年。
「時代は回る」とどこかの某歌手の唄ではないが
あの当時、どこか浮かれていた日本は遠い昔。
歴代のG1の勝ち馬には
あの当時の自分たちを思い起こさせる
セピア色の記憶を纏っている。
今回の桜花賞出走馬の1頭の血統表の中に
1993年、第60回の日本ダービー勝ち馬
ウイニングチケットの名を見出すことが出来た。
その馬の名は
アンコールプリュ。
目次
1.アンコールプリュの血統
出典:www.hochi.co.jp/horserace/20171203-OHT1T50070.html
出典:db.netkeiba.com/horse/ped/2015104721/
いやいや、懐かしいではないか
ウイニングチケット。
「新・平成三強」や「BNW」
と形容された3頭が牡馬クラシック戦線を
賑わせたのが1993年。
B=ビワハヤヒデ&岡部幸雄
N=ナリタタイシン&武豊
W=ウイニングチケット&柴田政人
という当時の東西のトップジョッキーに
導かれた3頭が、最終的には
クラシック三冠を綺麗に分け合ってから25年。
完全に歴史の中に埋もれてしまっていたと
思っていたが…。
どっこい、
ウイニングチケットが
また甦ったのだ!!
種牡馬となってからは折からの
サンデーサイレンスの一大旋風で
さっぱり陽が当たらなかった3頭。
管理人が大好きだったナリタタイシンに
至っては産駒の最高成績がJRA2勝馬という
体たらくで終わり、その血はほぼ途絶えている。
ウイニングチケットも、代表産駒が
フェアリーステークス(GⅢ)勝ちの
ベルグチケット
ファンタジーS(GⅢ)3着の
オイスターチケットぐらいで
やはり種牡馬としては大苦戦した。
しかし、このオイスターチケットの
繁殖成績がなかなか優秀。
特にブラックシェル(父クロフネ)は
2008年の牡馬クラシック戦線で活躍し
NHKマイルC2着等の成績を残した。
そのオイスターチケットの産駒が
久方ぶりにクラシック戦線に名乗りを挙げてきた。
それがアンコールプリュである。
父ディープインパクト×母父ウイニングチケット
なかなか素敵な血統構成ではないか。
どうしても
ウイニングチケット
⇒トニービン
⇒小回りコースよりも広いコースが得意
⇒オークスの方が狙い目じゃね!?
みたいな感じになってしまうが
まぁ父がディープなんで問題は無いだろう。
前走フィリーズレビューでは
リバティハイツの大駆けに屈したが
3戦2勝(2着1回)という堂々たる
戦績で大舞台を踏む。
そしてその鞍上は…
2.騎手、藤岡康太について
イケメン石橋脩が
大本命ラッキーライラックに跨れば
アンコールプリュの騎手は
こちらもイケメン藤岡康太騎手(29)だ。
出典:http://fujioka-kouta.mato.media/
父が藤岡健一調教師
兄が藤岡佑介騎手
2009年にはNHKマイルCを
ジョーカプチーノで制し
将来を嘱望されたが…。
ちょっと最近地味かな??
いや全国リーディング20位以内の騎手に
地味っていうのは失礼なのは分かってるんですが
検索ワードで「ももくろ」が出てくるのではなく
「○○⇒馬名」がヒットするような
名馬との出会いを待ちたいものだ。
ローカル得意な
たまに穴をあけるイケメン騎手
だけだと寂しいではないか。
是非今年の牝馬クラシック戦線で
アンコールプリュと共に大ブレイクを
果たしてもらいたいものだ。
3.調教とまとめ
調教は栗東販路で単走追い。
リラックスしたフットワークで
叩かれた変わり身も期待できそう。
スローからの上り勝負になれば
この馬も充分馬券に絡める余地はあるだろう。
昨年のレーヌミノル(8人気)に続く
穴馬の大駆けに期待しよう!