2017年の2歳王者、ダノンプレミアムが
ターフに戻ってきた。
前走は2018年の日本ダービー以来
約10か月ぶりのレースとなった金鯱賞(GⅡ芝2000m)。
「休み明けは消し、もしくは買わない」という
20年前の格言をご丁寧に守り続ける(?)
馬楽園の戯言を尻目に、着差以上の楽勝。
競馬ファンに
「つえ~((((((ノ゚⊿゚)ノ!!」
という強烈なインパクトを残し、
さすが2歳王者という圧倒的な力を見せつけた。
その後はてっきり、大阪杯(GⅠ芝2000m)に
進むと思っていたが、感覚が詰まるのを嫌ってか
軽くスルーしてマイル路線に照準を合わせてきた。
10頭立ての少頭数となるマイラーズC(GⅡ芝2000m)。
グリグリの大本命、ダノンプレミアムの1強かそれともー。
目次
ダノンプレミアム(牡4歳) 6戦5勝
出典:sportiva
ダノンプレミアムは現在6戦5勝。
2歳時(2017年)は3連勝で朝日杯フューチュリティSを制覇。
しかも、2着に3馬身半差の1分33秒3のレースレコードというおまけ付き。
また休み明けの3歳初戦、皐月賞トライアルの弥生賞(GⅡ)でも
2000mへの距離延長が不安視されたものの、
終わってみれば、後のダービー馬ワグネリアンを完封し1着。
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⇒風のワグネリアン、強しっっ!
世代№1ホースとしてクラシックに臨むかに見えた。
しかしその後は、爪の故障で皐月賞をパス
休み明けぶっつけのダービーでは6着と敗退。
その後も狂った歯車はなかなか元に戻らず
3歳時の秋も全休という憂き目にあった。
しかし、休み明けの金鯱賞は
前述の通り、圧巻のパフォーマンス。
2歳時に強さを発揮したマイル路線の完全制圧を目指す!
出典:netkeiba.com
ダノンプレミアムの父はご存知ディープインパクト。
母の父、Intikhab(インティカブ)は米国産。
2010年、2011年のエリザベス女王杯を連覇した
世界の女王、スノーフェアリーの父である!
母系には、Crafty Prospector・デインヒルなど
欧米のチャンピオン級の種牡馬の名前がずらり。
やはり、スピードの出る軽い馬場で
距離的にはマイル路線がベストなのかもしれない。
完全復活ダノンプレミアム、世界最強マイラーへの道
前走、金鯱賞で5着に負かしたアルアインが
中2週のGⅠ、大阪杯で復活の勝利!!
力関係から見ても、ダノンプレミアムが出走すれば
充分勝ち負けになったと思うが、
おそらく、「レース間隔」と「距離」の部分で
大阪杯は回避したと思われる。
「ダノンプレミアムの適距離は1600!」
という陣営の強い信念も感じられるが
おそらく、
「マイラーズCで久しぶりのマイル戦のペースを思い出させて安田記念に直行」
という流れになるのではないかと勝手にイメージしている。
“2019年の安田記念”
今年はこの安田記念が
「世界最強マイラー決定戦」とも呼ばれる可能性をはらんでいる。
なぜか?
まず、現在の日本最強馬で
先日のドバイでも圧勝したアーモンドアイが
凱旋門賞を回避し日本のレースに照準を合わせるという
ニュース報道が先日出たばかり。
アーモンドアイも、どちらかというと
使い詰めするのは良くないタイプで
勝負の1鞍に集中して仕上げることで
しっかりと結果を残すタイプ。
春は国内ではヴィクトリアマイル・安田記念・宝塚記念を
視野に入れているようだが、安田記念の一択で出走を決める
可能性も十分にある。
そしてもう一つ。
その安田記念に出走してくるかもしれない
(※現在出走検討中らしい)世界的な超大物がいる。
それが香港の
Beauty Generation
(ビューティージェネレーション騸7歳)
である。
出典:JRA-VAN
ビューティージェネレーションは20戦12勝で
香港マイルなどGⅠは5勝。
先日発表された
ロンジンワールドベストレースホースランキングでも
世界1位タイに選ばれている世界を股に掛けた最強馬の1頭である。
(※ちなみに怪物Winxが1位タイ、アーモンドアイは14位)
最近は国際GⅠ、ジャパンカップに参戦する海外馬が
ものすごーく「小粒」なメンバーであり
国際GⅠとしての格がもうないから
福島記念をGⅠに格上げしろ(・3・)!
と叫ぶほど、大物の参戦が少ない日本の競馬会において
2019の安田記念は久しぶりの”チャンピオン決定戦”が
繰り広げられるかもしれない。
ダノンプレミアム陣営としては、
種牡馬としての価値を高めるためには
どんなライバルが来ようとも適距離の安田記念は
是が非でも取りに来るはず。
前哨戦のマイラーズカップで負けるわけにはいかないっ!!
ここを楽勝して勇躍、世界最強マイラーとして
輝きを放ってほしい!!
まとめ
と、いうことで結論は
ダノンプレミアムに死角なし!
ここをサクッと勝って、世界最強マイラーへと飛翔だ!!