いや~
昨日の東京スプリント。
ゴール前は声が出ました~。
「差せ!菜七子!!」
(注:下ネタではありません)
しかし、結果は惜しくも2着。
勝ったのは老いて盛んな9歳馬
キタサンミカヅキと森泰斗騎手。
逃げたヒロシゲゴールドをマークし
コパノキッキングの追撃を見事に交わして1着。
お見事(*゚∀゚*)!!
さすがは2018年のNAR年度代表馬。
しかし私はその裏側に
オーナーである北島三郎氏の執念と
あの馬の残像を見たっっ・・・!
目次
キタサンミカヅキ(牡9歳) 56戦12勝
出典:netkeiba.com
キタサンミカヅキは元中央馬。
中央時代も、OPまで出世した活躍馬だったが成績が頭打ちになり
2017年に南関東・船橋に転入。
普通なら「都落ち」的なイメージでそのままズルズル…
というのがよくあるパターンなのだが
地方転入がよっぽど水に合ったのか
突如として覚醒!
2017年、2018年の中央地方交流競走の
東京盃(GⅡ)を2連覇したりと今ではすっかり
地方を代表するダートのスプリンターとして君臨している。
9歳馬が、交流重賞で1.11.6のタイムで勝つとは…。
しかし、鞍上の森泰斗騎手の手綱さばきもお見事!であった。
出典:netkeiba.com
キタサンミカヅキは
父はキングヘイロー
母はキタサンジュエリー
母父サクラバクシンオー
という血統。
母系にはキタサンの名前も連なっており
オーナーである北島三郎オーナーの
歴史を脈々とつなぐ母系であると言える。
北島三郎オーナーの執念を見た!
出典:スポニチ
レース後の北島三郎オーナーのインタビューより。
「菜七子ちゃんに勝ってもらいたいな」
とも思ったけど、
俺だって勝ちたかったからね。
…このメッセージは
めちゃくちゃ重たく、執念を感じる言葉ではないでしょうか。
有限会社大野商事としての馬主生活も約40年。
サブちゃんも80歳を超えているが、それでも
中央競馬・地方競馬で活躍する馬を多数所有。
今でも我々競馬ファンを楽しませてくれる
その姿勢に感銘を受けると同時に
「まだまだ、わしもやれる。若造には負けん」
というサブちゃんの執念が
9歳馬キタサンミカヅキを通じて
感じ取ることが出来るのだ!
北島三郎オーナー、まだまだ我々ファンを
楽しませてください。期待しております。
そしてキングヘイロー…
レース後の森泰斗騎手のインタビューより。
「道中は完璧でした。前を楽させないように、
後ろにも差されないように乗りました。コパノキッキングが来るとは思っていましたが、
馬場が味方してくれました。
藤田菜七子騎手を負かして申し訳ない気持ちもありますが
勝負なので仕方ないですね。9歳という年齢を感じさせない、頭が下がる馬です。NAR年度代表馬の意地を見せられました。父であるキングヘイローの後押しもあったと思いますし、改めて、こういうときは走るものだと思いました。
競馬っていいなと思います。これからも地方の年度代表馬に恥じない成績を残したいですね」
………
(´;ω;`)ブワッ
嗚呼、キングヘイロー。
私が愛した、世界を背負った超良血馬。
彼のことは後日必ず記事にしようではないか。
当時高校2年生だった私が熱狂した
キングヘイロー・スペシャルウィーク・セイウンスカイの3強。
その中で最も好きだったキングヘイロー。
逃げて惨敗し、福永騎手が真っ青になった日本ダービー。
高松宮記念で初GⅠを取った時に
泣いたのは坂口正大調教師だけではないはず!
そんなことを思い出した2019年の春。
負けはしたが、藤田菜七子騎手の勝ちに行った騎乗に拍手!
そして、惜しくも2着に敗れた
コパノキッキングと藤田菜七子騎手。
何よりも出遅れが痛かった!!
しかしフェブラリーSと違って
道中積極的に前に進出し、しかもラスト
上がり最速の末脚で追い込んだものの
今回は相手が悪かった!!
…ということだ。
まだまだこのコンビにも期待できるし
距離の壁はあるかもしれないが
1400mまでなら充分重賞でも好走は可能とみた!
頑張れ藤田菜七子騎手!
とコパノキッキング。
次走も期待しております!
馬券?外れたよ!!